五右衛門風呂 |
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2002/4/25
(木) 21:02:55 - ヤゾ−
今日、知人から五右衛門風呂を壊すので、 釜をいらないかと声を掛けられたので見に行きました。 五右衛門風呂にはいろんな思い出があります。 最高に気持ちが良かった五右衛門風呂は、 こちらに来て間もない頃に知り合ったお爺さんが、 なにもないが風呂でも入ってゆけと勧めてくれた五右衛門風呂でした。 母屋も五右衛門風呂のある建物も茅葺きの粗末なもので、 僻村のお年寄りだけの生活を感じさせるものでした。 その五右衛門風呂は写真のようなものではなく、 いかにも五右衛門風呂といった感じのシンプルなもので、 納屋のような建物の真ん中に釜をセメントで固めただけのものでした。 あまり明るくない裸電球が一つぶら下がっているだけの薄明かりで、 継ぎはぎだらけの衣類が干してあったり、 いろんなものが置いてあるのを湯船に浸かりながら眺めていました。 お爺さんの素朴な優しさもあってか、 芯からじんわりと温まるその湯はとても気持ちが良かったです。 それにとても風情があって安らぎを感じました。 少し前にそのお爺さんの家があった村に行ってみましたが、もうその家は廃屋のように 朽ちようとしていました。 時の流れは早く、五右衛門風呂と共に、あのお爺さんもいなくなってしまったのかもし れません。 五右衛門風呂はとても気持ちがよいけれど、風呂を焚くのも楽しいものだけど、どうし たものかと少し考えてしまいます。
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2002/4/27 (土) 08:11:11 -
ヤゾ−
あかねさん お久しぶりでした。 お母さんの素敵な思い出ですね。
バリ師さん 五右衛門風呂は湯が柔らかくて体にも優しいと言います。 今でもお年寄りの家では五右衛門風呂が多いみたいです。 便利さとひきかえにして、 風情のある豊かなものを随分と捨ててきたのかも知れませんね。
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2002/4/27 (土) 00:47:35 - バリ師
小学校の頃まで、うっとこのお風呂も五右衛門風呂でありました。皆さんと同じように、げす 板(丸い板)を沈めたり、周りに触れると熱かったり、風呂焚きを任されて炎をぼんやり見てい たり、溜まった灰をかき出したり・・・という思い出があります。
そのあと灯油のお風呂になってからは、何故かさしたる思い出がありません。これは年の瀬、 杵と臼でつくペッタンペッタンの餅つき風景と電機餅つき機との違いなのでしょうか?はたま た火鉢を囲み餅や酒粕を焼く風景とエアコン完備の部屋の違いでしょうか?
例えばどちらが、子どものころ、冬休みの宿題の絵の題材になるかどうかちゅうことですな。 やっぱ、便利なことと豊かなこととは別もんだっせ。
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2002/4/26 (金) 12:23:19 -
あかね
父の仕事の都合で、子供の頃に借りて住んでいた家も五右衛門風呂でした。 町中の家で、近所は檜の据え置き風呂なのに、うちだけ何故か五右衛門風呂だったなぁ。 一応、ちゃんとした浴室ではあったのですが、なぜかコンクリートで釜の周囲を囲んでは おらず、五右衛門風呂がそのまま据え置いてありました。 多分、檜の浴槽が痛んで、取替えたからだろうな。 TUYAさんがおっしゃるように、丸い板を湯船へ沈めて入るので、子供にはなかなか、それが 難しいことでした。子供心にも、浴槽に背もたれて、ゆっくり入れるお風呂のほうがいいなぁ と思ってたのを覚えてます。たき口で、母を手伝ってよく練炭や薪をくべたものです。 火に母の顔が照らされて、綺麗だったなぁ。懐かしい思い出です(゜-゜)。しみじみ。
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2002/4/25 (木) 23:19:58 - やなぎむし
行水・・もう、40年以上も前でしょうか・・ 木のたらいにお湯を、張ったとき・・ ははっはあ・・tuyaさんあの・・香りがしたんですよね 行水のときの、においって・・ほんまに・・なつかしいねんよね
何度も何度も見る夢・・に・・この匂いの夢・・見るんですよ 匂いにも・・夢があるんですよね
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2002/4/25 (木) 22:41:38 -
tuya
亡くなった祖母の家が五右衛門風呂でした。画像のより、もっと質素なものでした。雨の日は 傘をさして風呂まで行き、外で服を脱いで入るのです。木で出来た戸も朽ちていて、かろうじ て目隠しになるくらいで、風がびゅーびゅー吹き込んでいました。木のふたをはずすと、大き な蜘蛛や葉っぱが浮いていたりしました。五右衛門風呂の底は熱いので、丸い木の板を踏んで お湯に浸かります。木の板は浮いていて、それを上手にまっすぐ下に沈めるのが、子どもの頃 のわたしには難しかったです。お風呂の中の独特の匂いを、今でも覚えています。懐かしいで す。
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