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箕や篭の写真
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これも上の箕と同じ資料館にあったものです。手に取ってよく見たところ、何種類かの植物を使って作られていることが見て取れました。素朴さの中にも、自然な美しさがあり、しなやかにして丈夫な印象を受けました。この箕は、もしかしたらサンカ(山窩)の手によるものではないかと感じました。 |
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箕というより何かを洗うのに使った物のように思います。お年寄りの話しでは、米を洗うのに使ったという方もいますが、確かに同じような竹細工を、《米あらい》として販売しているサイトもあります。大変、堅牢に作られてあり、緻密に編まれています。竹細工では、編むのも大変だと思いますが、同じ大きさの竹ひご作りも大変だろうと思わせる竹細工です。参照【2000年12月9日】 |
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ドングリさんこと立田氏を通じて求めた物です。「ソーキ」「なぞうき」と呼ばれるものだそうですが、用途はよく分かりません。イツキサンカの流れを汲む人の手による物だそうです。出来立てのほやほやで、青い竹の香りがします。上の《米あらい》と同じ編み方です。竹細工の編み方には、網代編み,四ツ目編み,亀甲編み,ひご編み等があり、用途や形、材料、または伝統により、様々な編み方があるようです。 |
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この篭こそは間違いなくセブリサンカの手による物です。下北山村での瀬降り跡地での取材に同行して頂いてきた物です。頂いてきてから、竹が脆くなっていたので油を使って手入れしました。今では丈夫さは失われていますが、70年近く使われてきたのですから、作られた当初は相当に丈夫だったと思われます。竹ひごの使われ方や編み方を見ると、おおらかさの中にも手慣れた感じがします。 |
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これは「最後のサンカ」加藤今朝松さんが作った箕の写真です。利田さんが、ある農家が使っていたものを譲ってもらったそうです。 「20年以上使っている」割にはいまだ「他の物より使いやすい」 と言っていたそうです。「最後のサンカ」加藤今朝松さんにつきましては 歴史民俗学No17、18、20号に詳しくリポートされています。 |
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この五角形の箕は宮城県中央地域(仙台周辺)、宮城県北部、岩手県南部地域で 使われているそうです。五角形というのは北極星を現している可能性もあり、信仰や行事で使われることも多いそうです。材料は5種類以上の植物が使われており、竹、桜の皮、藤、縄(細い麻縄など)、 曲げ木(そぞみ、さるなめし、あずさなど)などです。。竹は女竹系の鈴竹(すず竹)という料理箸くらいの 細い竹を四割にして、薄皮を剥がしたものを使うそうです。 |
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