野史研究会 in 岡山県美作町・作東町


 


Donglyさんのお誘いで、野史研究会に参加しにトンチンカン小僧を乗せて岡山の美作町・作東町へ行ってきました。野史研究会のメンバー5人に、僕とトンチンカン小僧が加わり、総勢7人で美作町・作東町の聞き取り調査をしてきました。と、いうより僕たちは、足手まといにならぬ よう、その様子を見学していただけでした。酷暑の中、精力的に調査するメンバーの姿に、本当の歴史を知り、残してゆこうとする熱い想いが強く伝わってきました。それと、本当の歴史を知り、残そうとするには、人権問題や古い因習などの障害を乗り越えてゆかなければならないことも痛感しました。過去の忌まわしい出来事や、また自らに流れる負と思われている血を否定し、嘘で飾り立てた歴史にしがみつこうとする人が圧倒的に多いのが現状であり、その為になかなか本当のことが分からなくなっているのだと感じました。

 


地元の人でさえ忘れ去ってしまったようなお堂などもこまめにチェックし、由来などを知るお年寄りを探して話しを聞くということをしました。その中の一つに非常に珍しい仏像がありました。全体的な雰囲気もさることながら、何かを持ちピースサインをしているのです。地元の人でさえはっきりとした由来が分らず、町史などにも載っておらず、かと言って、そう新しいものでもなく、幕末頃からはあったのではないかとの話しでした。面 白い話しとしては、戦前にそのお堂に流れ者の親子が住み着き、お金を溜めて他所に出て行った後も、そのお堂と村に世話になったとして、子孫がお金を送り続けているということです。Donglyさんの話しでは、 近くに銅山があったので、その関係でお金を稼いだのかも知れないとのことでした。この珍しい仏像が何を意味したものか分かる方がおりましたら、是非に教えて下さい。

 

調査の最後の方で見つけた信仰の対象となっている山の写真です。見えにくいですが山の下に鳥居が写 ってます。確か諏訪神社だったと思いましたが、ここも町の資料には載っていなかったと思います。この日行った中では一番清々しさを感じる風景でした。抹殺される側の歴史や史跡というものは、そうやって忘れ去られてゆくのかも知れません。Donglyさんは僕のクルマで移動したので、いろいろとお話ができました。クルマに付いている温度計では常に外気温度は37度を上回っていましたが、本当に暑くてパンツまで汗でビショビショになりました。調査が終わり、Donglyさんと僕たちは近くにあった露店風呂で汗を流し、冷たい飲み物で喉を潤し、1時間ほどお話をしてからお別 れしました。Donglyさんも帰宅するのにクルマで4時間ほどかかるそうです。写 真はDonglyさんとトンチンカン小僧です。野史研究会に興味のある方はDonglyさんのホームページを訪れて相談してみて下さい。東京にも支部があるそうです。






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