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宮島・厳島神社


厳島神社の大鳥居


【厳島神社の大鳥居】

遥々と熊野から出雲までやって来たのだから、日本三景のひとつでもある宮島の厳島神社にもお参りしたいと、足を延ばして行ってきました。宮島は島そのものが神として信仰の対象になっているというだけあって、穏やかな雰囲気の良いところでした。この島は昔から神として崇められていたので、ご社殿を海水のさしひきする所に建てたといいます。厳島神社といえば海上に浮かぶ鳥居と神社をイメージしていたのですが、潮が引いていたので大鳥居の下まで歩いてみました。今度来るときには海上に浮かぶ姿を見てみたいものです。

 
厳島神社の本殿


【厳島神社の本殿】

厳島神社の祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)の宗像三女神で、スサノオとアマテラスの誓約(うけひ)によりスサノオの剣から誕生した神であり、海上の安全を守護する神だといわれています。前日にお参りした日御碕神社の神の宮(スサノオを祭る)と日沈宮(アマテラスを祭る)でおこなわれるアマテラスとスサノオが海を挟んで向かい合うという神事のことが頭の中に浮かびました。宗像大社の鎮座伝記では三女神は元は一人のヒメカミで、根の国にさすらう漂泊の女神だったといいます。漂泊神スサノオの血を色濃く受け継いでいるのかもしれません。本地垂迹説では市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は弁財天とされています。

 

 
厳島神社の鹿の親子
 

【鹿の親子】

宮島の鹿たちは、どれも穏やかな表情をしていました。母鹿から優しくからだをなめてもらい、うっとりとしている小鹿です。出雲大社でもハトやカメなどの動物が穏やかな優しい表情をしていましたが(ハトやカメの表情がわかるんかい!と、お思いでしょうが、波動のようなもので、そう感じました(*^^*))、厳島神社でも鹿やハトがとても優しい表情をしていました。あちこちでハトがいちゃついているのを見ました。神域としての波動が動物たちを安心させ、穏やかにさせているのかもしれません。ロープウエイに乗って宮島の頂上にある弥山にも登ってみましたが、原生林が残る自然豊かな山で、瀬戸内の海と島々が見渡せてとても奇麗でした。猿の親子がたくさんいて、あちこちで微笑ましい姿を目撃しましたが、カメラが電池切れの為に撮影できませんでした。来年もまた、出雲地方の神社巡りと宮島へ行ってみたいと思う旅でした。

 






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