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アオリイカのヤエン釣り


イカ釣り  

ヤエン


今日の釣りは楽しかった。久しぶりに腹の底から大笑いしてしまいました。昼過ぎから地元のおじさん二人とアオリイカを釣りに行ってきました。思っていたより風が強く、海も荒れていたので風裏になる磯まで足を延すことになる。だが、アオリイカが釣れそうな場所にはすでに人が居て、なかなか釣り場所が見付からなかった。結局、少し難儀してでも離れ磯に渡ろうということになり、流木の丸太を渡して離れ磯に渡ることにした。文章に書けばなんてことはないが、結構怖いものがあったし難儀した。バランスを崩して丸太から落ちたら釣りどころではない。釣りバカは結構必死なのである。手に持っているのがヤエンというもので、アジの尾に道糸を結んだだけの仕掛けなので、アオリイカがアジを捕食したら、道糸にヤエンを絡ませ、滑り落としてイカに引っ掛けるための道具です。この釣りで一度アオリイカを釣りあげると病気になります。

アオリイカ

 
アオリイカ


日のあるうちはサメがうろうろしていて釣りにならなかった。おじさん達はハンマーでそこら辺を叩いて割って出来た石を、真面 目にサメめがけて投げていた。 午後7時頃からアオリイカが乗り出したが、場所に不馴れな為、道糸を根に絡ませたりして、ヤエンを入れるまでに至らず、何度か逃がした。アオリイカの当りがある時には同時にくることが多い。8時頃に三人同時にアオリイカが乗り、てんやわんやの騒ぎになる。それぞれ釣りあげたくて必死なので、我先にヤエンを入れて、取り込みたいと思っている。しかし、年少の僕は遠慮して、ヤエンを入れるのを最後にした。 それぞれ人のアオリイカを取り込むのを手伝うが、もたもたしていると自分のが逃げられてしまうので慎重さがない。そんなこんなで、お間抜けなことにアオリイカを取り込む際に、三人ともイカの墨を頭や顔にかけられてしまい真っ黒の顔になり大笑い状態になってしまった。ヘッドライト(頭に付ける電気)に照らされた、墨で黒くなった顔は傑作にして大間抜け顔でした。結局、僕のは逃げられてしまい、おじさん達がそれぞれ1、5キロほどのアオリイカを釣りあげた。僕は釣れなかったけど楽しい釣りだった。

南紀椿の磯でのアオリイカ釣りの様子



   





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