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荒れ果てて朽ちかけた小さな校舎の中を通って裏山へ向かうところです。この小学校は廃村になる10年以上前に廃校になったようです。この校舎に村の子供たちが通 ってきていたときのことを想像したら、なにか失ってはならないものを時代と共に捨ててきたような悲しさを覚えました。それにしても、これでもかというほど植林してしまっているので、むかしの村の面 影は全くないとのことです。それは村を離れる人たちが、国からの補助金目当てに、家の庭にまで植林してしまったからだそうです。 |
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廃校となった校舎の裏は雛壇になっており、廃屋が点々とありました。一番上にある廃屋を少し登ったところに、目的の松茸山はありました。自然林の林に、松がまばらに生えている山で、そんなに松茸が生えるような感じではなかったですが、毎年松茸が採れるのだそうです。でも2時間近く探したけど松茸は一本もありませんでした。ちなみに山小屋のある山も、植林をする30年くらい前までは松茸のよく採れる松茸山だったそうです。植林したヒノキを切り倒して、もとの自然林に戻せば再び松茸が生えてくるかもしれないと、自然林に戻す作業を再開しようと思いました。 |