下北山村での瀬降り跡地での取材に同行し、昭和10年頃にサンカの人と親しく接していた村の人からの話の中で、当時、サンカから直接買った籠を、60年以上経った今でも大切に使っているというおばあさんの話しがありました。その籠を見せて頂きにおばあさんの家に行き、撮影の後、おばあさんは僕にその籠をくれました。その籠を眺めていると当時のことを想像してしまい、心を瀬降りへといざないます。籠を眺めては喜んでいるヤゾ−でした。