|
いつもとは違う磯へ釣りに行く。ここはワイヤーを伝って足場丸太の上を歩く以外は楽に来れるところである。 何度もこの磯へ通ったが釣れた試しがない。しかし、数は上がらないが時々大物が上がるとの話しを信じて時々来る。 |
||
|
||
午前1時過ぎにトモダチに何か手応えのある物がかかる。玉を用意して水面に上がってくるのを待つが、ふかせ仕掛けの細竿なので締め込みに耐えきれず根に入られてしまう。 しばらく道糸を緩めてから再び引っ張るとあっさりと上がってきた。 玉で救って釣れた魚を見るが、南紀の磯で釣りを始めて 一年あまりしか経っていない僕には、何の魚か判らなかった。 友人にしても釣を始めて一年あまりで、本格的に釣にのめり込んだのはここ半年ほどなので、始めて見る魚に、これ食えるのかな、なんていっていた。幸い近くで釣をしていた人が、この魚はコロダイといって大変美味しい魚だと教えてくれたので、余計にトモダチは嬉しそうだった。これでまた足繁く三時間かけて釣りに誘いに来ると思ったら少し辛かった。 |