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山の朝はヤマガラとの触合いと共に始まります。と、言うよりヤマガラに強引に起こされます。ヤマガラはとても賢く、僕が寝ているところをよく知っていて 、その枕元の窓のところに留まってチィーチィーチィーと甘えたようにさえずります。夜更しの僕がそれでも起きないと、今度は窓ガラスに体当たりするような行動にでます。バサッ カサカサカサ チィーチィーチィー。 このカサカサというのは、窓ガラスのところのサッシの僅かな出っ張りに留まろうとしているのだと思います。これを何度も繰り返されると、五月蝿いというより、意地らしくなってきて、どんなに眠くても起きてしまいます。だから朝起きて一番最初にすることは、ロフトの窓から手を出してヤマガラに起きたことを知らせることです。 |
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