数十年ほど前のお話ですが。 当時私の住んでいた近くに撮影所がありました。 ごく自然にその町では撮影の関係者の方々が出演者などと一緒にお酒などを召し上がっておりました、そんな風景が自然な町で、私などもお仲間に入り御一緒させていただいた事も幾度かありました。
そんな中で萩原健一さんのお話をよく耳にしました。 撮影スタッフのなかで個人的に彼とお付き合いの深い方がわたしの友人でしたので、お話を聞く機会がありました、彼は瀬ぶり物語の主人公そのもので素朴で自然と融合できるイメージで、芸能界の水にはナカナカなじめずに居たため多くの誤解を受けていたそうです。
ご自分の環境に価値観を求める方では無かったように思えます。 唯一逃避の世界が反社会的な行動に向いてしまったのでしょうね、面白半分にネタにされて鬼の首でもとったようにワイドショーなんかで叩かれることがありました。きっとこの方は時代背景を間違えて産まれてきたんだなと私は思います。
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