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松茸採りに行って廃村の写真を撮る


廃村  

廃校


午前中、近所の陶芸家の家に顔を出したら、昼から松茸を採りに行かないかと誘われる。どこに採りに行くのか尋ねたら、掲示板に書いた『うす きってくんせ』の廃村になった村の里山だと言うので、なにか面 白い発見がないか行くことにした。その村は山小屋からクルマで30分あまり奥山に入ったところにあり、約20年前に誰も住む者がいなくなり廃村となったところである。今でこそクルマで行くことができるが、昔は木材を運ぶトロッコ列車しかなかったそうで、そうとう不便なところであったようだ。写 真は吊り橋を渡ったところにある廃校となった小学校舎です。その裏山に松茸が生えているとのことで、その山へ向かっているところです。

廃校の写真   廃校の写真

荒れ果てて朽ちかけた小さな校舎の中を通って裏山へ向かうところです。この小学校は廃村になる10年以上前に廃校になったようです。この校舎に村の子供たちが通 ってきていたときのことを想像したら、なにか失ってはならないものを時代と共に捨ててきたような悲しさを覚えました。それにしても、これでもかというほど植林してしまっているので、むかしの村の面 影は全くないとのことです。それは村を離れる人たちが、国からの補助金目当てに、家の庭にまで植林してしまったからだそうです。

廃屋の写真

 
廃屋の写真

廃校となった校舎の裏は雛壇になっており、廃屋が点々とありました。一番上にある廃屋を少し登ったところに、目的の松茸山はありました。自然林の林に、松がまばらに生えている山で、そんなに松茸が生えるような感じではなかったですが、毎年松茸が採れるのだそうです。でも2時間近く探したけど松茸は一本もありませんでした。ちなみに山小屋のある山も、植林をする30年くらい前までは松茸のよく採れる松茸山だったそうです。植林したヒノキを切り倒して、もとの自然林に戻せば再び松茸が生えてくるかもしれないと、自然林に戻す作業を再開しようと思いました。







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